ダイレクトマッチング事業のトータルソリューションを提供するC2C Platform株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:薛 悠司、村上 英夫、以下C2C社)は、弊社代表の薛 悠司が2023年6月28日(水)~6月30日(金)の3日間に渡り京都市勧業館「みやこめっせ」「ロームシアター京都」で行われた日本最大級のスタートアップカンファレンス「IVS2023 KYOTO」にモデレーターとしての登壇したことをお知らせいたします。
- 登壇トークセッション概要
ビジネスマッチング業界は、様々な要素を掛け合わせたつながりを創出することで、事業成長を促進するとともに様々な産業に革新をもたらし、近年急速な成長を遂げています。
業態の異なるビジネスマッチング業界のリーディングカンパニーが登壇し、現状と、現状から見える今後、更にその先を見据えた多様性の創造、ビジネスマッチング業界が各産業にもたらす効果や今後の展望などについて様々な視点からパネルディスカッション形式でお話いたします。
テーマ:マッチング業界の各リーディングカンパニーが見据える各産業にもたらす効果と、これからの未来
日 時:6/30(金)12:30~13:30 / IVS-DAY 3
会 場:京都市勧業館「みやこめっせ」PRO BASE stage A
登壇者:
・パネリスト(順不同)
株式会社ココナラ 代表取締役社長CEO 鈴木 歩 氏
株式会社クラウドワークス 取締役常務執行役員 兼 COO 大類 光一 氏
フロンティア株式会社 常務取締役COO 田中 翔理 氏
・モデレーター
C2C Platform株式会社 代表取締役社長 薛 悠司
- 当日の様子
トピック
・「マッチングプラットフォーム」業界の捉え方の変遷
・各社のサービスの特徴・強み
・今後の「マッチングプラットフォーム」業界の展望他
=========以下、セッションでの発言を簡略化したものです。
ソル:「マッチングプラットフォーム」が誕生してから5年ほど経つと思うのですが、「マッチングプラットフォーム」の使われ方、あり方が少しずつ変わっているように見えます。
どのような変化を各社感じているのかお聞かせ願います。
ココナラ鈴木氏(以下、鈴木氏):今までだと趣味の延長上で・・・という方が多かったのですが、副業やフリーランスでしっかり報酬を頂く方が多くなってきたと思います。プラットフォームがない時代はスキルを磨きたいと思っても時間と労力がかかっていたと思うんです。それが今では思い立ったタイミングからツールの勉強をして、我々のようなプラットフォームを使ってスキルを磨いて自信がついたら独立できるので自分のしたいことを実現するとかスキルを磨くというのがハードル低く行えるようになってきたと感じます。
クラウドワークス大類氏(以下、大類氏):副業をして報酬を得たい。お金が足りないので少し仕事がしたい。それが1.0だとすると、今は2.0のような動きもあって、自分達の能力開発、自分たちのスキルをもっとあげていきたい、という傾向が出てきたように思いますね。
フロンティア田中氏(以下、田中氏):発注する企業側のスタンスが変わってきているのかなと思っています。以前は、大手は大手同士でないと釣り合わないと言う傾向があったかなと思うのですが、今は小さい会社でも腕いい人たちだけがいる会社と付き合いたいと思っている会社さんが多くなってきた印象です。そういった意味から独立してもやりやすくなっている、ただその分数が多くなるので繋がりは難しくなっているのかなと思います。
ソル:会場にいらっしゃる方は発注する企業さんも多いと思うのですが、こういうふうに自分達のサービスを使ってみて、こう使ったらお得なんだよという点を教えてください。
田中氏:いつも使っていないような規模、全く知らない感性をもった会社さんと付き合うのは面白いのかなと思います。過去同じ業界の事例がなくとも、例えばデザインに対して斬新なアイディアをくれそうな若手のクリエイターを使ってます、や大手のクリエイターさんと繋がっています、など違うレイヤーを同時に提案できますみたいな斬新な提案の企業さんに発注してみるというのは結構面白いのではないかと思います。
大類氏:「使い方」という話からはずれるのですが、想定されているより結構すごい人がいると言うことは伝えたいですね。例えば、登録者さんでGoogleで広告をやっているマネージャークラスの方がいて年収2〜3,000万稼いでる方がいらっしゃいます。本業の方ではtoC向けの業務をしているのですが、toB向けに経験を積んでいきたいとおっしゃって、あるベンチャー企業のSaaSのtoBのマーケを月10〜20万円でやっている方がいます。これって結構すごいことだと思うんですよね。
鈴木氏:大類さんの話はうちも似たような部分があるなと思っていて、ココナラのプラットフォームにも結構プロの方がいらっしゃいます。そう言う人に発注できると相場の10分の一で20分の一で発注できるし、だからっていって受注側も価値が下がっているのではなくて仕事している側も嬉しい。Win-Winの状態にできるのでこれはいいかなと思います。
ソル:今後どんなふうにマッチングプラットフォームが使われたり、供給側が変わってくると思いますか?
大類氏:優秀な方をどこからとってくるかとなった時に正社員の領域ではなくて比較的お願いしやすい副業とかフリーランスの領域で、と考える企業さんが多くなると思います。我々のようなプラットフォームはそこに対しての人材調達をしっかりとお手伝いしていくということが日本を元気にしていくことに繋がるのかなと思っています。
また、企業側からみると副業やフリーランスの方たちにお願いするまでの準備が大変という現状があるので、企業側さんからみて副業の方達に発注しやすいようにパッケージを開発していくとか要件を切り出すところのお手伝いをするとかそういうことをやっていけるとどんどん外注さんとのマッチングが進んでいくかなと思います。
鈴木氏:供給側で言うと今はITエンジニアやデザイナーなど一部の属性の方に限定されていますが、フリーランスの属性がもっと広がっていくと思っています。あとはマッチング側のあり方でいうと、より「ダイレクトマッチング」の領域が盛り上がっていくんだろうなと思っています。
田中氏:基本的にBtoBマッチングを利用する企業の目的はトラクションの安定に集約されるなと思っています。現状トラクションの安定を妨げる要素がありまして、BtoBの価格情報と言うのが結構ブラックボックス化されているなと感じます。そこを明らかにしていくというのがBtoBマッチングプラットフォームには求められているのではないかなと思います。
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その他、外的環境から見える「マッチングプラットフォーム」の変化にはどのようなものがあるか、「マッチングプラットフォーム」の使命、各社の今後の戦略など1時間にわたり白熱した議論が繰り広げられました。
こちらのカンファレンスの全容は下記リンクよりご覧ください。
- C2C Platform株式会社のサービス内容
C2C Platform株式会社は、ダイレクトマッチングサービスを展開する事業者様(パートナー企業)に対し、ビジネス戦略設計、システム開発、マーケティング、資金調達支援などパートナー企業様の事業の成長に合わせて必要な機能を一気通貫で提供する、伴走型の支援を行っています。
「ダイレクトマッチング業界」の様々な課題をDX(デジタルトランスフォーメーション)で解決していくことを事業の根幹とし、今までになかった様々なサービスや企画を推進しています。
- C2C Platform株式会社の会社概要
会社名 :C2C Platform株式会社
設 立 :2021年1月(前身となる現子会社C2C PTE. LTD.は2017年9月設立)
代表者 :薛 悠司(ソル ユサ)
所在地 :東京都港区海岸1-11-1ニューピア竹芝ノースタワー14F
事業内容 :ダイレクトマッチング事業に特化したシステム開発および事業支援
お問合せ :https://bit.ly/3O2qXm5