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2024.07.11

社内ノウハウ共有会からみるC2C Platformの実態

この記事の読了時間は5分です。

C2C Platform社(以下、C2C社)は、様々な業界のパートナーへダイレクトマッチングのプラットフォームを提供しています。

今回はC2C社社内で行われているパートナー(クライアント)の理解向上目的で行われる「ノウハウ共有会」の様子をご紹介!

現在、開発中合わせて25のプロダクトのビジネス構築からダイレクトマッチングに特化したシステム構築、グロース支援やファイナンス支援を行っているC2C社。

立ち上げ期から成長期と様々なフェーズ、また業界も多岐にわたるパートナー様の伴走を支援しているため日々ナレッジが蓄積されていきます。

培った様々なナレッジを皆で共有し、他パートナーへのサポートを最大化させようというのがこの会のねらいです。

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今回は第一弾として、立ち上げて間もないながらも、急成長を遂げているレガシー市場に籍をおく企業を題材に、パートナーのフロント業務を担当するプロデューサーと開発のハンドリングを担当するディレクターがこれまで行ってきたこと、これからの展望などを解説してもらいました。

サポートの中にはC2C社が標準で行っているもの以外にもプロデューサーやディレクターがパートナーのグロースにコミットしているからこそ出たアイディアやプラスアルファのサポート内容も含まれております。

まさにこれが我々のバリューの一つ”Give and Share”を体現したもの。

この記事ではそんなC2C社に属するメンバーの想いや考え方についても皆さまにお伝えできたらと思います。

【用語説明】
・プロデューサー:C2C社の窓口。パートナーと一緒に事業を推進していく、いわば”経営者の伴走者”。
今回プレゼンターを務めたプロデューサーは途中から本パートナーの担当となる。

・ディレクター:ベトナムにある開発部隊(C2C Tech Hub Co., Ltd.)とパートナーとの架け橋。
開発に関して要件定義の設定から様々な調整を行う。
今回プレゼンターを務めた担当は、本パートナーの立ち上げ当初から担当している。

上記を前提に話を進めていきたいと思います。

【この記事はこんな方におすすめ】
・新規事業をサポートする上での心構えを知りたい
・新規事業立ち上げってどんな感じなのか知りたい
・C2C社の活動が知りたい
・C2C社にはどんな考えを持っている人がいるのか知りたい

ぜひ最後までご覧くださいね。

目次

  1. パートナーの”伴走者”になる上での心構え
  2. 特徴的な市場を理解するためには
  3. 資金調達 
  4. 最後に

1.パートナーの”伴走者”になる上での心構え

【自分のクライアントの名前の由来、知っていますか?】

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社名やサービス名にはそれぞれの創業者の精神が詰まっています。見落としがちですが、その意味/意図をまずはしっかりと理解してあげるのが大前提。

そして創業者のビジネスにかける想いというのを受け止めた上での関係性構築が重要です。

またパートナーの得意、不得意(我々が貢献できる部分)を明文化し、社内とも共通認識を持つこともコミュニケーションを円滑に進めていく上で重要だと考えています。

【プロダクト内容理解】
誰と誰のマッチングなのか
プロバイダー(サービスを提供する人)は誰でユーザー(サービスを受ける人)は誰か、それぞれどのような特徴があるのか、また固定概念/イメージに囚われていないかをパートナーとのヒアリングを通してしっかりと把握することが重要。

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・業界構造の深掘り
またその業界の構造、そしてパートナーが考えているビジネスモデルはどのようなものなのかを競合他社分析もあわせて深掘りすることが重要。

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・フレームワークを使ったビジネス検証に対する心構え
フレームワークを使ったら業績が上がる、またはフレームワークに当てはめただけで満足する方も多いと思います。
フレームワークは論理的に現状を把握する程度の効力しかない、という認識を持って使用することが大切です。

 例:SWOT分析

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SWOT分析はSとOの強みと機会の部分のアプローチだけをまずは考えた方が業績は伸びやすいと考えます。スタートアップとして何に注力をするかを考えた時にまずはSとOを明確にして言語化し実直に磨き上げをしていくということが重要だと思います。(担当の個人的見解です)

 例:リーンキャンバス

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リーンキャンバスの数字は振ってあるけど、使い方がよく分からないな、というのが大半の方の意見だと思います。それぞれのカテゴリの関連性を考えながら作っていくのが吉!

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関連記事:【事例付き】ビジネスモデルの可視化ツール「リーンキャンバス」ってなに?

【開発について】

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このパートナーはビジネス要件定義が、なかなか決まらず開発の要件定義を同時進行で行った異例のプロダクトでした。
パートナーと顔を合わせて直接擦り合わせを行い、ユーザーストーリーを描きながら機能の優先順位を決めMVP開発を進めていきました。

短時間でのローンチが必須だったため、ベトナム側の開発メンバーも早い段階から巻き込み、密にコミュニケーションをとり最新情報をアップデートしながら開発を進めました。要件が決まった後も、実際にディレクターである私もベトナムに赴き開発メンバーと直接コミュニケーションをとることによって開発スピードを最大化しました。

その結果、無事予定通りにプロダクトリリースをすることができました。

今後はよりWebアプリのサービス拡充に向けた開発を進め、マッチング率の向上や自動化を進めています。

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関連記事:Uber(ウーバー)から見るユーザーストーリーの重要性

2.特徴的な市場を理解するためには

【GMV算出方法】
それぞれのパートナーでGMV算出方法は違います。
※GMV:流通総額。商品やサービスの売り上げまたは決済における取引の合計金額。

それぞれのパートナーのGMV算出方法を知ることによってレベニューシェアの形をとっているC2C社の資金の源を知ることができます。意外と知っているようで知らない算出方法を説明しました。
※ここは社外秘の情報になるので割愛させていただきます。

【KPIツリーの作り方】
次にKPIツリーの作り方を説明します。
STEP1:GMVを極力細分化する

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GMVの要素をなるべく細分化していく作業です。GMVを構成している要素をできるだけ細かく列挙していきます。

STEP2:主要トリガーを設定する

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プロバイダーとユーザーのパラメーターを並べ優先順位をつけます。左上が最も優先順位の高いトリガー。(黄色枠部分)そこからマッチングの流れ(ベクトル)を記載し手順を記載していきます。

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STEP3:相関関係のパラメーターをつなぐ

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現状と上記主要トリガーを最大化させるために現状のワークフローの洗い出し、そこからの改善策を図式化してどこかに打てる施策はないかを見つけ出す作業をします。

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3.資金調達 

新規事業としてスタートするパートナーが多いため、弊社は資金調達を中心とするファイナンス支援にも力を入れております。

【実際に行った支援内容】
ー資金調達を数多くサポートしてきた経験を持つC2C社CFOからどのようにアプローチしていくかアドバイスを受けながらプロデューサー側でピッチ資料を作成。
ーピッチに向けて様々な資料やFAQをまとめ、プロダクト理解の解像度をあげ、パートナーの言語に直していく作業のサポート
ーピッチへの同行     など

結果、今回の事例では、パートナーの予想を上回る資金を調達することができました。

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そのほか現在進めている施策についても共有し、その後質疑応答へと続きました。

4.最後に

最後までお読みいただきありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?

社内ノウハウ共有会は今回が初めてでしたが、メンバーの知識や考え方の底上げができ、またほかプロダクトでも活用できるノウハウがたくさん詰まった会となりました。

少しでもC2C社が何をやっているか、それぞれの部署の役割などがご理解いただけましたでしょうか?

また新規事業立ち上げ時の考え方など、皆様に役立つ情報がありましたら幸いです。

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【企業概要】
社名   :C2C Platform株式会社
所在地  :東京都千代田区九段南4-3-4 Polar九段 2階
設立   :2021年1月(前身となる現子会社C2C PTE. LTD.は2017年9月設立)
代表者  :代表取締役社長 薛 悠司(ソル ユサ)
事業内容 :ダイレクトマッチング事業に特化したシステム開発および事業支援
会社HP  :https://c2c-platform.com/