トピックス一覧

TOPICS

C2C PTE. LTD.の最新トピックス

出張リラクゼーションアプリHOGUGU、急成長の舞台裏

2019年にリリースされた、あるCtoCサービスのアプリが急成長しているのをご存知だろうか。

その名は、「HOGUGU(ホググ)」。

訪問型セラピストとユーザーのマッチングアプリで、なんと前年比900%の急成長を遂げているという。

このHOGUGUを提供するのは、株式会社HOGUGUテクノロジーズと、共同開発社のC2C PTE. LTD.だ。

2021年11月現在、4万ダウンロードを突破したこのアプリ。セラピストの登録者数は600人以上。月収80万円越えの人気セラピストも誕生しているという。

いま、リラクゼーション業界に起きているCtoCビジネスの潮流とは一体何なのか。

HOGUGUテクノロジーズ代表の花岡賢一社長に聞いた。

花岡賢一(はなおか・けんいち) 株式会社HOGUGUテクノロジーズ 代表取締役社長/ 出張リラクゼーションアプリHOGUGU(ホググ)を運営。

 

◆前年度比900%の舞台裏

花岡氏は2015年に出張リラクゼーション業界へ参入。当時、大阪で人気店だった出張リラクゼーション店をM&Aで買収し、その後、全国10都市でフランチャイズを展開した。

2018年に株式会社HOGUGU(現HOGUGUテクノロジーズ)を創業し代表取締役に就任。約1年の開発期間を経て、2019年にHOGUGUのiOSアプリをリリースしている。

HOGUGUは、全国にいるセラピストとユーザーをマッチングさせるアプリだ。アプリ上でセラピストを選択し、自宅や出張先のホテルなどに呼ぶことができる。当日の予約が可能で、11時から翌日4時の間で施術を受けられる。

「コロナ前のユーザーは、30~40代の働き盛りの男性がメインでした。平日の仕事終わりから寝るまでの間の21時から22時に予約が集中していました。しかし、テレワークや外出自粛により、子育てをしている女性や夫婦での利用も多くなり、時間帯を問わず利用する方が増えました。結果、2021年は前年度比900%の急成長を遂げています」

 

◆長年解決されなかったリラクゼーション業界の課題とは

「リラクゼーション」は出張型と店舗型の2つに大きく分けられる。

店舗型は、現在コンビニの数より多いと言われており、価格競争が激しくなっているのが現状だ。

花岡氏いわく、この10年で顧客単価は半額まで下がっており、さらにセラピストの7~8割は業務委託での雇用のため、コロナ禍では休業や時短営業により収入が不安定になった人も多くいたという。

一方で、花岡氏が長年携わっていた出張型のリラクゼーション店は、運営する企業が少ないため、価格競争が起きにくいのが特徴だ。

なんと、“出張型”は10年前から単価はほとんど変わっていないという。

しかし、この出張型には長年課題もあった。

利用客は店舗に電話をしてオペレーターにつなぎ、そこからセラピストを派遣してもらう、というアナログなオペレーションシステムが続いていたのだ。

また、ホームページや専門サイトに書かれている内容だけでは、出張型も店舗型も、セラピストの技術力がわかりにくい。

口コミを見たり、セラピストの情報を知る機会が少ないため、「セラピストの当たり外れが大きいという課題が続いていた」という。

「ある日、アメリカのスタートアップ企業でユーザーとセラピストをマッチングするサービスが数十億円を調達し全米で展開するというニュースを目にしました。各業界でDX化が進んでいるように、国内の出張マッサージ業界にも、いずれこの流れが来るだろう。ならば自分がやってみたいと思い、HOGUGUの構想に乗り出したのです」

◆アナログな業界に求められる最適なパートナーとは

しかし、花岡氏はIT業界出身ではなく、どちらかというとアナログ人間だったのでシステムやアプリ開発は未知の領域だった。自社で開発するためのノウハウや人材もいなかったため、外部に頼らざるを得なくなったという。

そんな中出会ったのが、今回HOGUGUの開発パートナーとなっているC2C PTE. LTD.だ。

「あるFacebookのコミュニティで代表の薛悠司(ソル ユサ)社長の事業内容に関する投稿を見て、この会社は自分たちがいま求めているパートナーかもしれないと思い、ダイレクトメッセージを送りました。その日のうちにやりとりが始まり、翌々日には東京へ行き直接会って打ち合わせ。すぐに具体的に話が進みました」

だが、実はこの時ほかの開発会社も当たっており、並行して複数社にアプリ開発の見積もりや相談をしていたという。

その中でC2C PTE. LTD.をパートナーに選んだ理由は?

C2Cさんとパートナーになった理由は、HOGUGUの開発の支援だけでなく、その後もサービスの成長を見届けていただける成功報酬型のレベニューシェアでタッグを組めたからです。他社の場合は、あくまで依頼した開発部分しかコミットしていただけません。社内にエンジニアがいなかったので、それだと開発後の運営や改修に大きな不安がありました。その領域までC2Cさんならカバーしていただけると確信したのです」

C2Cさんは、HOGUGUのビジネスパートナーとして、開発だけでなくUI/UXやマーケティング、PRも手伝ってもらえることに心強さを感じました。そのおかげで、弊社は事業や経営に集中することができました。さらには今まで2億円以上の資金調達を実施した際も、必要な書類の作成や投資家のご紹介までサポートしていただきました」

 

◆リピート率7割以上を誇る満足度の理由

そんな急成長中のHOGUGUは、個人のセラピストにも大きな還元をもたらしている。

現在、HOGUGUを通して月収80万円(売上110万円)を稼ぐセラピストが誕生しているという。

さらにユーザーの7割以上がリピート利用しており、セラピスト、ユーザーともに満足度の高いサービスに成長している。

なぜここまで高い満足度を誇っているのだろうか。

「ユーザー側に評価していただいている点は、技術力の保証を強化しているところにあると思います。HOGUGUには2200人以上のセラピストから応募が来ていますが、実際にアプリ登録しているのは600人ほど。セラピスト、ユーザーともに施術後は相互評価して、クオリティを保つようにしているのです」

より高度な技術を提供できるよう、厳しい施術チェック・審査を通ったセラピストのみが登録できるシステムになっているのだ。

「さらに、セラピストに対しては三井住友海上と共につくったセラピスト保険を提供しています。

業務委託契約のセラピストは、お客様にケガを負わせたり、室内のものを壊したりなどのトラブルが起きた場合、自身で保証しなければいけないという暗黙のルールが業界内にありました。セラピスト保険は、HOGUGUを通して受けた施術でトラブルが起きた場合、HOGUGUが保険で保証するというものです」

業界の課題に一石を投じたことで、「安心して施術できる」と、セラピストからも大きな信頼を得ることに成功しているという。

 

◆世界展開で目指す先はセラピストの地位向上

現在、HOGUGUを利用できる地域は東京、大阪を中心とした国内6都市だ。

だが、今後は全国展開を目指しダウンロードユーザー数を100万人、セラピストの登録者数を5万人まで増やすことを目標としている。

「さらに国内だけでなく、世界各国の主要都市でのリリースも目指しています。先ほどお話しした資金調達をしたアメリカのスタートアップ企業だけでなく、イギリスやオーストラリア、東南アジアでもリラクゼーション業界への注目が集まっています」

「HOGUGUは、オンデマンド予約だけでなく、セラピストの指名もできるサービスを展開している点で他社にはない優位性を持っています」

さらに、今後はセラピストが自分で施術料金を決められるようなシステムを開発しているという。

「リラクゼーション業界の拡大だけでなく、セラピストの地位や賃金の向上につながるような仕組みづくりにも力を入れていきたいです」

前年比900%の成長を見せている圧倒的事実で、HOGUGUは世界を本気で取りに行くーー。

日本を飛び出し、世界のリラクゼーション業界を変えるHOGUGUの成長物語は、まだ序章にすぎないのかもしれない。